英語と私/松本亨レバレッジまとめ

参考
https://snbrand.com/?p=110
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松本亨/教科書の暗記

私は正しい英語を、できるだけたくさん頭の中に入れておこうと考えた
それには、必要な時にすぐ使える英語を「生のままで」覚えておくことであった。

さて、正しい英語で頭の中をいっぱいにするといっても、
四六時中英語の世界に住んでいる訳ではないから、
何か手頃な所から始めなければならない。

私の通学方法は小田急と山手線で目黒に出ることであった。
英文科に入ってからは、目黒からバスに乗って行った。
これに要する時間じゃ相当なものであった。

もちろん乗り物の中でも勉強しようと思えば出来ない訳ではなかった。
しかし、朝の混んだ電車の中でまとまった勉強は中々容易ではないし
年齢が年齢なので、どうしても目がきれいな女学生に見とれてしまう。

電車での勉強は無理である。

私は家から渋谷まで歩くことにした。まず、基本的な英語を頭に
入れてしまおうと思って、中学一年のリーダーを取り出した。

それを全部暗記することにしたので
渋谷までの30分をそれにあてた。

1ページから初めて次々に進んで行く訳だが、2ページを覚えたら必ず1ページに戻って、そこからまた言い直してみた。

渋谷と目黒の間の電車の中でもそれを続けた。
目黒から学院までもバスに乗らずに裏道を通って暗記を続けた

アルバイトの家庭教師の口はすくなくて二軒、多いときは四軒も受け持った。それも一週にたいてい二回ずつであるから、そのために費やす往復の時間だけでもかなりかかった。

それで、歩いて行ける程度のところは歩いて行き、どうしても電車に乗らなければならないときは、ドアから外を眺めながら暗記を続けた。

帰途につく頃はいつも夜であった。
声を出して練習するために夜は代々木の練兵場を通った。こわかったが、発生のためには最適な場所であったから、雨が降っても雪が降っても練兵場を通って家に帰った。

こうして巻一と巻二を丸暗記した。
中学の巻一と巻二さえ全部暗記してしまえば、英語に出てくる基本的な文章の構造はたいてい覚えてしまえると信じたからである。

これ以上の材料を丸暗記出来たかどうかはもちろん疑問である。

あれから30年たった今日、その時のレッスンをどの程度覚えているかは分からない。

しかし、英文を暗記する習慣と能力をその頃に身につけたということは、後になってどれほど役に立ったか、はかりしれないものがあったと思う。

結局、われわれの日本語も、全部暗記したからこそ、次から次へと言葉が出てくるのである。

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松本亨/はやく読む練習

暗記をしながら発見したことは、同じ量の英語でも、一回目と二回目とでは、
繰り返して言う時に費やす時間に多少の差があるということであった。

一つのことを言っているうちに、次のことがどんどん脳裏に浮かんでくる。

むしろ、舌の周りの遅いのがまどろっこしいほどである。

それなら、読むことにも同じ原理が適用されて良い訳である。

そこで私は速読の練習をはじめた。
原書を片っ端から読もう。

私はこう、決心した。

それは訳さずにどんどん読んで行くことである。

辞書はひかないことを原則とした。

どうしても意味がつかめないときだけ辞書に頼ることにした。

幸い、私のアルバイトは収入が良かった。
その時のお金で、少なくとも月に50円、多い時は80円ぐらいもあった。
これは、大卒の初任給に等しかった。

家に生活費を入れても、まだ十分のお小遣いが残った。
それで私は、古本屋に言っては洋書を買った。

そして以前と同じように渋谷まで歩き、また目黒から歩いて本を読んだ。

最初に手に入れて読んだ分厚い本はトルストイのアンナカレニナであった。

それを英語で読んだときの感激は、今でも忘れられない。

最初の一時間には3ページしか読めなかった。この分ではいくら頑張っても一ヶ月はかかると思ったが、なんとかしてスピードを増してみようと努力しているうちに4ページ、10ページと読めるようになった。

アンナカレニナは順調に進んで終わり頃には一時間平均30ページ
は読めた。

これに勢いを得て一日少なくとも100ページを標準にして
次から次へと進んで行った。

私はその頃、英文科の三年生、本箱に一冊一冊と本が増えて行った。

一年間に100冊くらい読んだだろう。新宿のある百貨店で立派な本箱を買って来て、自分の読んだ穂運を並べて悦に入ったりした。

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松本亨/英語でひとりごと

原書も100冊くらい読むと、ちょっと堪能してしまう。
本に飽きてくると
何各地でつぶやいてみたくなった。
何気なく英語をしゃべっていると
それがやや本物の英語らしく聞こえる。
少しも躊躇せずにするすると出てくる。
前に暗記していたときも続いて出て来たが
それはしょせん誰かほかの人の書いた英語であった。
やはり自分で考えだした英語の方が面白い味がある。
そしてこれは一人二役で会話の形にしていった。
常に自分と一緒に居る人物を仮想して時と場所を問わずにしゃべるのである。

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松本亨/日本語から英語に

私の毎日は英語に開け英語にくれていた。
ただしこれは、私が意識的にそうしたことであって
自然にそうなった訳ではない。

朝読む新聞、ラジオ、道を歩きながら見る看板、
友人との話、学校での講義
(英文学以外の科目)、境界で聞く説教、仮定での会話
これらは否応無しに日本語であった。

私はこれらのすべてを英語に直していかなければ完全な
「英語の生活」にはならないと自覚したのである。

新聞は読みながら頭の中で英語に直しつつ理解して行った。
スピードはかなり落ちるし、量も少なくなった。
したがって、朝のひとときでたいした勉強にはならなかったが
何か1つの見出しを捉えてその記事をともかく英語で頭に入れておいた。

ラジオは即聴即訳の方法をとった。
しかし、あまりラジオを聞く暇のなかった私は、茶の間から聞こえてくる音を聞きながら眠ってしまったことの方が多かった。

友人との普通の会話はその場で英訳するのみでなく、
あとでその会話の要点を英語に直してみる程度であった。
いちばん一生懸命にやったのは
講義と説教の即訳であった。

講義の方は割合にゆっくり話してくれたので
英語でノートを取って行くのはさほど困難ではなかったが
教会での説教は中々努力を要した。
いつもいっしょに腰をかけていた花川君が、
横から私の走り書きするのを見ていたことを思い出す。

ある晩、母と長いこと話をしたことがあった。
私は母の言うことをドンドン英訳しながら聞いて行った。
もちろん適当に返事はしていたが
あまり私の方から意見は述べなかった。
いつになく私がおとなしく何も反抗しないで聞いていたので
母は物足りなく思ったに違いないが
私の頭は忙しく働いていたのである。

こうして耳から入るすべての事柄が英語になって筆記されたり
口づてに頭の中に入ったりしていたので、
いざ何か言ったり書いたりしようとすると英語の方が先に出てくることがしばしばあった。

ときどき頭が混乱して、ことばがどもることさえあった。
とうとう生物学の試験の時に私は先生の許しを得て、
答案を英語で書かせてもらった。

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松本亨/英語で夢をみる

アルバイトとE.S.Sのことでかなり忙しかったが
月に一回くらいは外国映画を見に行くことにしていた。
土曜日などには昼から映画館に入って最後まで頑張ることもあった。

ちょうどトーキーが(talkie)流行し始めた頃であったから
もう活弁はいなかった。

そのかわり、今でもやっているように日本語が字幕になってあらわれた。
どうしてもこれに目がひかれる。

そこで私は同じ映画を二回三回と見ることにしてその字幕を見ずに会話だけを聞く練習をした。
時には目を閉じて聞いていた。

クラークゲーブルとクローデットコルベールのIt happened one night (ある夜の出来事)は勉強になった。
二人の英語がとても歯切れがよく聞こえた。
1つ1つの会話の文章が比較的短くてよくわかったからであったろう。

この映画の効果はそれだけにとどまらなかった。

私が今この映画を特にここでうんぬんするわけには
もう1つの理由がある。
そしてそれは私の英語生活にきわめて重要な意味を持つターニングポイントとなったことである。

というのは
その晩わたしはその映画の夢を見たのである。
出てくる人物がすべて英語でしゃべった。
それが実にはっきりした英語であった。
ハッと思って目を覚ましたときの興奮は今でも忘れられない。

それからというものは、夢はすべて英語で見ることにした。
もちろんこんなことは自分でいくらそう決めたって、
なかなか実現出来るものではない。
英語で夢を見るためには常時英語で物を考えていなければならなし、
私達の無意識中の意識も英語で働いていなければなない。
私は今ここで
夢と言う人間の頭脳の働きに関してうんぬんする知識をもたないが
この映画の経験以来、ふだん日本語で私に話している人が夢の中では英語をしゃべってくれたことは事実である。

私の父の生家が埼玉県の田舎にあって
そこには遠い親戚がたくさんあるが、その中に一人、とても優しいおばあさんがいた。
もう腰が曲がっていたが、
いつもニコニコして私に何かくれた。

子供の頃
このおばあさんに会うのがとても楽しかった。

ところがある晩、
このおばあさんが私の夢の中に出て来て、しわがれ声で英語で何か言った。目が覚めた時私は思わずわらってしまった。

私はとにかく文字通り夢中で英語の勉強をしていたのだ。

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松本亨/日記/自由作文とは

基礎になるものは
読書
入れ替え作業
経験
の3つ

・要領
創作文は過去形を用いること
散文は現在形を用いること
なるべくbe動詞を使わないこと

やってはいけないこと
日本語で原稿を書くこと
はじめから細かいことを気にすること
冠詞や単数複数など

上達の秘訣は
毎日なにか書くこと
普段からたねをさがしておくこと
用の無いときは常に英語で考えていること
ペンより早くつぎのことを考えること

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松本亨/英語で考えるコツ

電話が鳴ったら
Oh the telephone’s ringing.
おなかがすいたら
foodを連想、または
I’m starving.

仕事をしようか野球を見ようかと悩むなら
Shall I work or Shall I watch the ball game?

This is Monday. The barbershop is closed.

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松本亨/会話の鍵

大切な言葉を聞き取る。はじめと終わりにくることが多い
決まり文句が多い
その決まり文句を知っていれば聞くのも話すのも楽
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わたしの進める方法は
なにはさておき、英語をお読みください

多読速読を身につけること

手当たり次第、英書、雑誌、英字新聞を。

一日に少なくとも3時間は読んで下さい
これはいい文章だ。
これは役に立つと思ったら線を弾きます。

辞書を引いたら
その単語に印。
2度同じものを引いたらそれで
最後にするつもりで
noteに書き写し、book of shame と題し
電車の中でこっそり復習します。

そこには、日本語の訳は書かず
最初から順に暗記して行きます。
一冊のノートが終わった時には約1000語がものに入っているはず

次に書くこと

書くことは1時間でいい。
一番効果があるのは、今日読んだものを書くこと
大意をつかみ報告的な文、批判的な文を。

多読しているうちに
書く方も進歩する

読み書きは
裏表の存在。

天地真理/水色の恋 Mari Amachi/ Mizu iro no koi

Mizu means water
iro means color
koi is love in Japanese.

whenever sky is blue, there’s a song I always hum.

Maybe it’s a sad song,
and I don’t know why,
but blue sky remind me that song.

[audio:https://snbrand.com/wp-content/uploads/2009/12/memo.mp3]

♪ I didn’t say good bye to him.
because “good bye” is the word which means farewell.
his figure and voices are my memories forever. ♪

This is the song by Mari Amachi, female singer.
While I was waiting for a signal in a car,
I sung to the iPhone this song.

it’s so sweet…

空が青いといつも口ずさんでしまう曲がある。
もしかしたら悲しい詩なのかもしれないけど
なぜか空が青いとこの曲を思い出す。

♪あの人にさよならを 言わなかったの
さよならは お別れのことばだから
あなたの姿 あなたの声はいつまでも 私の想い出に♪

天地真理さんの水色の恋
車に乗ってる時
信号待ちでiPhoneに向かって歌ってみた。

すげえいい曲だ
宝物だ

浅田真央ハチャトゥリアンの仮面舞踏会

レバレッジ/國弘流英語の話しかた

レバレッジ/國弘流英語の話しかた

あなたはどうして逆立ちが出来るようになったのですか?
練習なしで逆立ちは出来ない。
なのにどうして英語には練習がいらないと思うのか

恩師の先生は
英語を習う一番良い方法は中学一年〜三年のリーダーを声に出して繰り返し繰り返し読むことであると言われました。

ひとつのレッスンについて平均500回
課によっては1000回読んだ

読みっぱなしにするだけではなく
手を使って写してみた

わら半紙に音読し終えた文章を鉛筆で書く
紙面がまっくろになるまで書いた後は
今度は赤鉛筆で書く
もちろん紙面節約のため

ひとりの男子学生が2cmの厚さもあるファイルを見せた
それは、モチベーションをあげるために作られた
スポーツ選手、音楽家、画家などの
「繰り返す」ということについてファイリングしたものだった

続けるためには
これくらいあつめないと気持ちがぐらついてしまう
とのことだった

日本人は努力と時間を出そうとせずに
お金を出して解決しようとする

そんな日本人学習者に対する先生方の辛口コメント

語学の勉強というのは本来とてもつらく、厳しいもの
・悪者にされがちな中学の英語教育は基礎をつけるのにかなり役立っている。カリキュラムよりも取り組む姿勢が問題。
・気魄を持った日本人にはなかなか巡り会わない。
すねかじりのボンボンやお嬢さんが短気の留学で英語がマスター出来るなんてことは絶対にない。

この「繰り返す」ファイルを眺めていると、音読500回も自然なことに思えてくる。
ときどき読めばかなり力をもらえそう。

歩けるようには自然になるけど
逆立ちはちゃんと練習しなければだめだ。
英語は日本人に取って逆立ち

繰り返すファイルから

・イチロー
プラスチックの箱には大体180個のボールが入る.その箱から白球をピッチングマシンに詰める。
打つ。拾い集める。マシンを占領して、これを一人で五度も六度も繰り返す

ティー打撃やフリー打撃を含む通常の練習を終えてからのことである。

・歌舞伎の役者
歌舞伎は一にも二にも型であり、型をきちんと身に付ければ、その型によって子供の身体にさえ戯曲の持つ世界が開ける。
そうするためには百ペン型をけいこするしかない
この一軒迂遠な道がこの芸術に取っては最も近道なのである.
しかし、百ペン型を繰り返すためには情熱がいる。情熱を支えるのは理想である。
なぜ青年達はその理想に燃えないのか。それこそが青年の大使のはずだろう

そっくりそのまま外国語の勉強にあてはまりますね。

囲碁の依田八段
氏の勉強ぶりは猛烈だ。一局の碁を100回も200回も並べる
その碁士が、その手をどういう気持ちで打ったか理解出来るまで並べると言う。あふれる才能が花開かない訳がない。

ヴァイオリストの諏訪内晶子さん
壁はいくつもあるけれど、同じ曲を何十回、何百回と弾き続ける中で、突然ぱーっと青空が開けたような瞬間が来る。そのとき自分の力が一段と飛躍した感覚になり、面白くてたまらなくなる

こういうことを言うと、ここまで繰り返すことの反論が来るが
それに対する答えは
1。草野球は百試合やっても草野球
2。言葉というのは、ある基礎的な段階に至るまでかなりの努力が必要。

音読の具体的な問題に入る前に繰り返すという話題を取り上げたのには訳がある。
単純なことを愚直に繰り返すというその意義を心でちゃんと受け止めることが出来るか否かが、音読の正否を握っている

同じことを繰り返すなんて時間の無駄だと考えるのは、ごく普通だが、そこを飽きない人が飛躍する
それは、ここに紹介した人達を見ればわかること。

傍目には単調な繰り返しに見えても、当人達は、技術の奥行き、質の真価ということを生き生きと感じている.それに惹かれて繰り返せるのです。彼等にとって繰り返しは無限の喜びなのです

中学の英語の教科書と一口に言っても習熟度という物差しを当ててみれば、そこにはかなりの違いがある。
その質の到達点は
1。英文をひっくり返さずに頭から順番に読んで意味が分かる
2。日本語が頭に浮かばないのに、意味がイメージとして実感出来る.
3。普通のスピードで吹き込まれた付属のテープをテキストを見ずに理解出来る
4。音読がネイティブスピーカーに楽々と通じる
5。文のどの部分が、他の言葉と入れ替え可能かと言う、基本的な予測力がある

英語を学ぼうとする人々が、まずは中学の教科書レベルで、上の5つのレベルをクリア出来るよう頑張る。
こうしたことが常時気になっていれば、30年間も音読の大切さを言い続ける必要はなかった。

もちろん、こうした条件は10、20回リスニングしたり音読した所でたどり着かない。
最低でも100回以上の反復が必要です。

要するに、英語を習得することに漠然と憧れはするが、これと言った成果を挙げられないという人は、基本技術の習得に関して見通しが甘すぎる。

バットの素振りでフンともスンとも音が出ないのに
コツみたいなものを教えてもらえれば140kmの球を打てるものだと無邪気に信じている

基礎の習熟に対して謙虚になること
それが飛躍への第一歩
です。

大半の人は実行する前に御利益を保証してあげないと中々行動に踏み切らない

一通り意味の分かった英文を音読すること
辞書や文法書で調べるもよし

9割の人は功を焦って、ステップを省こうとする
が、
案の定、そういう人は後でのびない
常識で考えたら、壮大な無駄としか言えない中学の教科書音読500回というステップをきちんと踏んで大いなる飛躍が可能

巷では近年英語の情報が氾濫しているが
宝の持ち腐れになっている人がおおい

英語の種火は中学程度の教科書を繰り返し朗読することによって作れます。

場面別の会話サンプル集を使う条件
・サンプル英文の意味がすらりと分かる力があること
・その場で覚えて、すぐさま使える発音能力があること

中学程度だけでも繰り返し音読し
習熟度を極限まで高めておくこと。
かけ算九九なみに仕上げておく

それに加えて高校の教科書も各学年で3課分くらいは音読復習しておくといい

中学のリーダーを二冊持ち、
若い兵士をつかまえて、その朗読を頼み、自分でも読み、意見を求めた。
区切りやイントネーションなどを書き込んだ

こういう経験は普通の人は無理だが
今はCDがある

かなりゆっくりした発音テープというのは初心者には必要
落合はキャンプのとき、かなりゆっくりした球から打つ事を始めた

普通の人が普通の声量で吹き込んだものはインパクトが弱い
映画の中から声量の大きなセリフ。ケンカや怒鳴り合いばかりを集めてビデオ編集した人もいた。

ヒヤリングは、色々な人のものを聞くべき

中学の教科書で十分と言って来ましたが
それは他の勉強をしなくていいという意味ではない
音読によって身に付いて中学英語は発展する確として十分という意味

基礎を作る段階で、あれこれと誘惑に負けて色々な教材に手を付けたがどれも中途半端という例は、掃いて捨てるほどある

基礎づくりの段階では教材に関して禁欲的な人が成功する確率が高い。

中学のテキストは不自然と非難する人がいる
でもたとえば
This is a pen
をにつければ応用表現を瞬時に取り込める力がつく
戦争中に私が使ったものは反英的なものだったが、それでも基礎はできた。
要は取り組む姿勢

社会人が音読する場合
リンガフォンやコーテナフォン、アメリカ口語教本(研究社)
がいい
長いものは繰り返すことが出来ないからダメ。
本文の吹き込みは単語やドリルの部分を除いて1時間くらいがいい

色々な教科書から女性が主人公のものばかりを集めて音読した女子もいた。

結論として
テープで一時間におさまるものであれば
選択の余地はかなりある

熱心に取り組んだのは小野圭次郎の受験用の参考書でした
これに載っていた例文を徹底的に音読し、英文法のほぼ全分野の代表的例文を身につけた。

実際の英語力の養成に役立ったのは
中学の授業での素朴な文法、リーダーの音読、そして小野圭の音読の三つ。

実際の英語に触れて、ああこの文法はこんなふうに使えるのかというのをたくさん気付くことが重要

文法をマスターする4つの段階
1。文法書の説明を読んで例文の意味が一通り分かる
2。例文を音読して、体に覚え込ませる
3。文法的な観察眼で多量の英語を読み、勝つ聞く。
4。いろいろな文法項目を実際の場で使う

www.ne.jp/asahi/katsuzo/shimizu/

文法で最終的に重要なのは、例文そのもの。
私の場合、それは中学のリーダーや小野圭の参考書の模範例文

文法項目別に例文をたくさん集める

覚えないで自然に英語が頭に浮かんでくるということはない
自由にはなせないのは覚える量が足りないからだ
言葉を入れ替えるという応用力が着けば、勝つよう自在に
なる

気に入った作家の作品を繰り返し読む作業から
自らの作品が生まれてくる

無我夢中で人の英語を繰り返しているうちにやっと自分のものが出るようになった。
後で、あの難局をどうやって乗り越えたかということは思い出せない。

中学のテキストは500回音読した。
十回程度で自前の英語が出てこないと言ってる人に対しては、もっと徹底的にやりなさいとしか言いようがない。

自分の言いたいことリストを作ること

言葉には必ず、それに伴う意味、概念がある
嬉しい、悲しいといった感情
広い、狭いといった面積
覚える、忘れるといった記憶
勝つ、負けるなどの成功や失敗

英語の様々な表現を概念の角度から網羅的に分類しているのは
Roget’s international thesaurus.
33万もの言葉表現を、わずか1073の概念にまとめあげた。

自分自身の概念別表現辞典を作る
愛、重さ、お礼、憎しみ、値段、面積と項目別に見出しカードを作り、新聞や雑誌でこれはという表現にであったら切り抜いてカードに貼付ける。
50音順に。
パソコンでやることも可能。出来るだけ手間を掛けないようにやるのがコツ。

最初は I think~一本やりだった人が
In my opinion,などと口に出来れば階段を一段上った気分にもなる。

・音読による自然発生的な活用自在能力
・自分にとって有意味な文脈で色々な文法形式を実際に使ってみること
・たくさん英語を読んでカードで例文を集めること。

中学のリーダーと小野圭の英作用模範例文を繰り返し音読した後でやり始めたのは英語の本を次から次へと読んで、これはと思った所にアンダーラインを引くこと。

アンダーラインを引いた所は、最初は、どんどん読み進むために書き写したりしなかったが、後にカード方式で用例を保存するようになった。

パソコンを使って用例にいくつも項目を付け足すことでデータベースが出来上がる

外人と実際話してみることは絶対に欠かせないこと

連語の重要性を単語集にも関連させたいと思って作ったのが
清水けんぞー氏の英単語ピーナッツ

わたしの英語力を渡米生活によるものと思われがちですが
英語人生の発火点は中学のリーダーの徹底音読にあるとしか思えない

大胆に試してもし間違ったら検証して次の試行にチャレンジする

英語の勉強に役立つインターネット活用法
News Resource
ラジオやテレビ局など
newo.com/news/index.html
ここからnewyorktimes, usa today, timesに行くことが出来ます。

Newsweek
newsweek.com/nw-srv/

Ann Landers女史の人生相談
creators.com/lifestyle/landers/lan.asp
ここは、ヒラリークリントンなどのコラムや漫画なども読めるため穴場かも

立身出世物語作家 horatio alger
英語の歴史の一部になっている物語も電子化されている
この手のデータが一番集まっているのは「グーテンベルグ計画」
promo.net/pg/
世界の代表作品が集められている

無料で最も簡単に入る会話データはCNNの番組スクリプトページ
www.CNN.com/TRANSCTRIPTS/
ニュース原稿ばかりでなく、Larry King Live, Crossfireなどの生き生きとしたやりとりデータもテキストとして入手できる

映画の台本
plaza26.mbn.or.jp/~happywel/
は日本人が作っているので一部対訳も

Dayly Script
www.dailyscript.com
は奥様は魔女、ツインピークすなどのテレビドラマの台本も。

idd.tamabi.ac.jp/yourei/youei/index.html
多摩美の英和和英辞典

ブリタニカ
www.britannica.com/

パソコンが家庭にあり、しかも英語を勉強したいと思っているなら、こんな素晴らしい環境のインターネットを利用しない手は絶対にない。

町を歩く兵士達の英語を聞き取れたのは
音読に原因があるとしか思えない。

ヒヤリング勉強のポイント
1。基本的なテキストを音読することによって、発音能力を獲得し、同時に新たな音にも反応出来る、ヒヤリングの基礎力を作ります
2。1。が出来上がったら、テキストの着いた生の教材(映画ビデオ、大統領の演説、退団テープなど)を繰り返し聞いて、全部楽々分かるという経験をしてください。
テキストはもう、これ以上は活字を見ないと無理だと感じるまで我慢しましょう.数は二三種類で十分です.同じ教材を分かるまで繰り返す、というのがポイント
3。英語ニュース、二カ国語放送、衛星放送、新作ビデオと、毎日新しい英語を聞くように努めます.こちらは、全部は分からなくても、新たな英語を次々と聞き流すというのがポイント
4。読書を通して、語彙を増やして下さい.必ずヒヤリングに役立ちます.読書とヒヤリングを無関係とする俗説に耳を貸し手は行けません.
5。文の構造に関する知識に不足がある場合は、本で勉強して補いましょう.これもヒヤリングに役立ちます。言うまでもないことですが、音声言語もその大半は構文ルールに従って流れてくるのです
6。世の中に出て、生身の英語を聴く機会を増やしましょう
7。耳を始め、身体的な条件に不完全を感じる場合は、各自工夫して解決に努力して下さい
※順番にやるということではなく、1と3や2と3を平行してやってもいい。

英語以外の外国語を学んでいる人達とくらべて
どのくらい恵まれているか考えなさい。

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浅田真央ハチャトゥリアンの仮面舞踏会