【Everything But The GIRL/Temperamental】
<VJCP-68162>
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“このグループのこのアルバムが無ければ
クラブミュージックに対する偏見は消えなかったであろう”
という作品を紹介します。
その作品とは、1号のアウトロでも少し触れたのですが”エブリシング バッ
ト ザ ガール”(以下EBTG)の「Temperamental」です。
このグループ、知ってる人も多いと思うのですが、ネオアコースティック
ブーム全盛時に活躍していたアコースティックデュオだったのです。
このアルバムの前作にあたる”哀しみ色の街”でドラムンベースに手を出した
と知った当時の僕は、クラブミュージックが大っ嫌いだったので心の底から
ショックでした。
何故、アコースティックデュオがドラムンベースへ????
当然、そんな変わり果てたEBTGの音は聞かないまま幾年か過ぎたのですが、
ある日、当時一緒に音楽活動をしていた友人の影響で少しづつクラブ系に対
する免疫がつき始めた頃聞いてしまったのです。このアルバムを…!
かっこいい…
&
やられた…
そして
後悔、感動、憤り、興奮…
色々な思いが駆け巡る中、僕は新しい音楽を知ってしまったのです!
ハウス特有のキックドラム4つ打ちから始まり、さまざまなクラブミュージ
ックとシンクロしていくのですが、そのビートにEBTGのボーカル、トレーシ
ー ソーン の美しいボーカルが溶け合うとまさにそれはEBTGの世界そのもの
なのです。
昔のEBTGを知っている方でこのアルバムを聞いていない人は絶対に聞いてく
ださい!
このアルバムはハウス、ドラムンベ―ス、ヒップホップとあらゆるクラブミ
ュージックが網羅されている感じですが音数も少なく、本当に繊細で心から
美しい作品となっています。
お薦めは5曲目の「テンパラメンタル」。ヤバイくらいに名曲です。
このアルバム、これから訪れる夏にはあまり似合わないのですが
少し涼しい夜に 空いている首都高か
車に乗れない人は 空いている電車で
たった一人で
聞くことをお薦めします。
本当にイイ曲ばかりなので是非聞いてください
Everything But The GIRL/Temperamentalはこちらから試聴出来ます。
♪解説♪———————————————————–
※ネオアコースティック
(日本ではフリッパーズギター、海外ではアズティックカメラ、モノクローム
セットなどが有名なグループでボサノバやジャズ的要素を含むフォークとロ
ックの中間のようなジャンル)
※名曲
(「テンパラメンタル」のこと)
↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。
Everything But The GIRL/Temperamental
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