「アーニーディフランコ」
初めてアーニーを知ったのは「クロスビート」という雑誌の
裏表紙だった。
雨に打たれてるようなジャケ写と「パンクフォーク」と書かれた
キャッチコピーにしばらく目を奪われた。
「パンクフォークってなんだろう?」
色々な事を想像しながら数ヶ月が過ぎた後
また同じ雑誌でアーニーを目撃した。
新しいアルバムが出るらしい。
リトルプラスティックキャッスルと命名されたそのアルバムは
そのタイトル通りアイロニカルなアートを含んでいることが容易に想像出来た。
しばらく経ってレコード店でアーニーのCDを見かけた時には
自然に手に取ってレジに向かって行った。
アルバムをPLAYすると
ポップなホーンセクションの中で
「なんじゃこりゃ!」っていうギターの音がうごめいている。
ワウをかけたようなアコギだ。
でも、聞いてるうちに
なにか、からしの種のような一粒でも爆発させることの出来る
「なにか」を感じて来た。
そして
「グラヴェル」という曲がかかったとたんに
その「からしの種」は爆発した。
早送りして巻き戻したようなギター(笑)
そんな意味不明な表現しか出来ないような彼女のギターは
何にも例えられないようだけど、ファンクなのか...パンクなのか...
この「グラヴェル」車の中で友達に聞かせると
大抵の人が「これだれ?」って。
だって、途中まではギター1本で、あそこまで人を熱くさせるんだから
当然だ。
clay
メジャーを追い越せインディーズ!
アーニーディフランコ
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