Category Archives: 03 Archive

clay’s page

2 The Groove

ニューウェーブドラムンベースの合体論
これはドラムンベースジョニー・マー※1のような
80’sのクリーンギターがのったらどうなるんだろう?
って思いながらキッチンで皿洗いしてた時に出来た。
ちょうどジャズ理論を勉強してきて
聞いてる音楽も少しひねった物になって来てたから
初めのリフが浮かんだ時にどういう方向に行くべきかって
言うのがすぐ決まった。
その後すぐサビのメロディーをピアノで作った時に
「ヤッタ」と思った(当社比)。
まずこのタイトルを見て大方の人が
どういう意味なのか分からないと思うので説明を。
「2 The Groove」 の語源は Into the Groove で「グルーブの中へ」って意味がまず出来て
当時2人組のユニットを組んでいた事も合って(URL)to を2 に変えた。
クラブ系ではよく見られる当て字で for → 4 / you → U とかと同じ
夜露死区とかとは同じセンスじゃないんでよろしく!
この曲のサビで
「手を伸ばせ 今届く日が来る」
と言っているのは
届く事=結果しか求めずに手を伸ばそうとさえしない人達(自分含む)
を鼓舞するため。
※1 ジョニー・マー = 80’s イギリスのバンド「スミス」のギタリスト
この「2 The Groove」はスミスドラムンベースをやったら?という事を
ずっと考えていたので必然的に出て来た感じです。
個人的にロックというと
歪ませたギターで「ガ~ン」って感じがあると思うけど
ニューウェーブの影響をもろに受けたクリーンギターのロックに
クラブミュージックを合わせるのが自分らしいのかなって思ってます。
ので、これからも
「汚したビート」と「クリーンギター」の作品を作って行こうかな。

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黒い瞳のソウル

ゴスペルと日本人ハウスクリエーターをミックス。
前作ミニアルバム「Yellow songs」収録のハウスバージョン
2004年3月に活動再開する際、
前作収録バージョンそのままでは今の曲風にあわないため
メロディーと歌詞はそのままで
曲の雰囲気自体をメジャーからマイナーに買え、
海外に住む日本人ハウスクリエーターが作ると
こうなるんだろうな
っていう感じで作っていった。
2004年3~5月のライブ時は同じハウスエディットの別バージョンを使ってたんだけど
この曲をアルバムの1曲目に持って来ようと思った時にインパクト不足なので
イントロにゴスペル風のアカペラを付け足して全体的にアップデートしました。
コーラスは出来てみたらゴスペルチックになったけど
レコーディングしてるときはエルビスコステロのつもりで
多重録音して行った。
この曲の感想としてよく
♪誰も聞かなくても歌い続ける
という歌詞を
「あまり個人的なことを言わない方がいいと思う」とか
「視野が半径5cmから出てない」
ということを言うリスナーがいました。
その通りだと思う。
伝わらなかった事に関しては...
でも、逆に言うと
キャッチしてくれた人達が「良かった」という所も
おなじく♪誰も聞かなくても歌い続ける
っていうところが面白いと思う。
clayはこの曲を作ったときギター1本ライブの2年目を迎え
いつまでこういう状態が続くんだろうという気持ちが、すごく膨らんでいました。
そんな時に勇気を与えてくれる歌があったらいいなって思ってたんだけど
中々見当たらなくて、同じ気持ちを持ってる人達のためにも
「それなら、自分で作ろう」
って思って作ったのがこの曲です。
「黒い瞳のソウル 黄色い肌のソウル」というフレーズがありますが
黒い瞳と黄色い肌 = 自分が生まれ持って変えたくても変えられない
という事実のように
自分の夢や希望は何があっても変えられないし、変わらない。
そう言う気持ちを込めて作ったのでどんな人にも通じると思ってます。
例えばカードライバーの人だったら「歌い続ける」の部分を
「走り続ける」と変えてもいいし
大恋愛中の人は「愛し続ける」に変えてもいいと思います。
歌のいい所ってリスナー1人1人の環境や考え方に寄って
詞が一人歩きする所にあると思う。
この歌はあなたの為に作ったんですよ!
あなたの思う方向へこの歌を歩かせて下さい。

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今、必死でアップしてるのは

今、必死でアップしてるのは
3年くらい前に、まぐまぐから出していた
「ロックファンに薦めるクラブミュージック!」というメルマガの記事で
これはずっとこのブログで紹介しようと思いつつ出来なかったので
今怒号の勢いでアップしてます。
現在出してる「メジャーを追い越せインディーズ!」というメルマガもそうですが
とにかく過去の出来事や過去に聴いて来た音楽を振り返る事によって
得る物がものすごく大きいです。
「ロックファンに薦めるクラブミュージック!」に関して言えば
よくもこんだけ書いて来たな(笑)という事と
紹介して来たアルバムは今でもずっと大好きで
それはかなりの確率でこれからも変わらないだろうなという事です。
そしてもっと面白いのは、
僕が昔クラブミュージックが大ッ嫌いだったということです。
それがあるきっかけでのめり込むようになり
今では「なくてはならない存在」のようになっている。
3年気持ちが変わらなければ本物でしょ?
みんなはこういった経験がありますか?
今、こうして読んでるみんなに素敵な経験があるといいですね!

DJ KRUSH/深層

♪【ジャンル/ヒップホップ、ブレークビーツ】♪

【DJ KRUSH/深層】

<SRCL/5403>
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■□■□でかいおとできいてくださいね! ■□■□

ターンテーブル&ブレークビーツ使いの総大将DJ KRUSHです。
DJ クラッシュの歴史はそのまま日本のクラブミュージックの歴史でもあります。

「ワイルドスタイル」という80年代初頭の映画によりヒップホップミュー
ジックに足を踏み入れた彼は「KRUSH POSSE」 というヒップホップチーム
で活動した後、日本では珍しいターンテーブルを楽器として扱えるDJとし
て国内はもとより海外でも注目された存在になります。
だいぶ前に一度、日本のプロデューサーに自身の作品を聞かせたことがあ
ったみたいですが、その当時から何かのカテゴリーに入っていないと売れ
ないという考えがあった日本のプロデューサーはどのカテゴリーにも入ら
ない彼の音楽をなんとコメントして良いのか分からず、それ以来DJ KRUSH
の活動の拠点はこの国だけではないと考えるようになったようです。

DJ KRUSHが世に出てからめまぐるしく移り変わるクラブシーンですがDJ KRUSH自身
は自分なりの曲作り法を貫き通します。

そして見事6thアルバム『漸-ZEN-』では、アメリカのAFIMアワードに
おいて”ベスト ダンス アルバム 2001″最優秀賞を獲得します。
この賞はインディーズのグラミー賞に値するもので益々次の新作に期待がか
けられました。
が、DJ KRUSHに変化の時期が訪れているようです。
長年の苦労を共にしたMC50+S1100という今となっては原始的な機材のトラ
ック作りから CUBASE VSTというコンピュータ上のソフトでの曲作りに移行。
そして以前のようにレコードからのみのサンプリングだけではなくサンプ
リングCDも使うようになった今、DJ KRUSHは最新の技術も取り入れあらたな
DJ KRUSH サウンドを築き上げようとしています。

日本人MCによるラップ、カラフルな着物を着た鬼のジャケット、そしてアル
バムのタイトルを漢字にしているところなど音楽を通して日本人であること
をアピールし、決してマイナス要因にさせないところがうまいですね。
今まで聞いてきたクラブミュージックには当てはまらない不思議なビート
がそこにはあります。

【DJ KRUSH/深層】

♪解説♪———————————————————–
※「日本では珍しいターンテーブルを楽器として扱えるDJ」
(例えば楽器同士でセッションする事と同じ事をレコ―ドでやってしまう
わけです。→彼はこれをバトルと呼んでいる。)
※「MC50+S1100」
(ローランドMC50+AKAIS1000。MC50の方は単体のお弁当箱型シーケンサー
S1000はクラブミュージック発祥時一世を風靡したサンプラー。2つとも
古くから打ちこみ系クリエーターに愛されたギアです。)
↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。

BECK/メロウゴールド

今日紹介するアーティストは皆さんのほうがよく知ってるかも知れません。
彼が登場する前はベックといえばあのベックに決まっていましたが今はか
なりの市民権(?)を得ているようです。そうです。今日はあのベックの
紹介します。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
▼CD紹介▼ 
♪【ジャンル/ベック】♪

【BECK/メロウゴールド】

<GEFFEN/MVCG-153>
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■□■□サンプリングソースのパレットで絵を書く変人■□■□
90年代中盤。この時代あたりからサンプリングという手法はDJだけのも
のではなく確実にポップミュージックに浸透していったようです。
ニルバーナなきあとの新たな音の掲示を求められたミュージックシーンで
一際輝いたアーティストがシェリルクロウと彼ではなかったでしょうか?
BECKはああいう唄い方なのでギター一本で活動していた時はまるで相手
にされなかったようです。
が、しかし、彼はサンプリングという手法を手に入れます。それによりボ
サノバ+ロック、カントリー+ヒップホップという斬新なスタイルが彼の
アイデアによって生まれました。
サンプリングした音達をそのまま使うのではなく分解し→研究し→ループ
にし→再利用していく彼は当時のロックファン達にループミュージックの
カッコ良さを教えてくれたアーティストの一人でもあります。
日本のバンドにもカッコイイループの上にギターのリフを乗せるという曲
がよく聞かれましたね。
でも僕が思うに
このひとの魅力はなんといってもヘヴィメタTシャツにアコースティックギ
ター、そして童顔な顔に赤いほっぺた…。
ようするに訳わからん所ですね。
詩に関しても前回紹介したビート文学のように一般人にはとうてい理解で
きないスピード感を頭の中に持っているようで、雑誌でのインタビューも
含め彼の言葉はものすごいジャンプ力で瞬間移動します。
彼は現在に至るまでポップソング~ヒップホップ~バンドサウンド~ディ
スコミュージックとフルコースの音楽を我々に提供してくれています。
「ロックンロールは2つのターンテーブルとマイクロフォン」と唄い、音
楽シーンの頂点を手中に収めたベックですが、お薦めはスライドギターに
ヘロヘロラップがカッコイイこのアルバム収録の1曲目「LOSER」です。
ミューテンションズ以降のベックはバンドサウンドに移行していき、彼の
解釈ならではの楽曲を聞く事が出来ますがやはり魅力的なのはというか
”ロックファンに薦めるクラブミュージック”というメルマガをやってい
る以上お薦めは絶対的にこのアルバムです。
持っている方は今一度聞きなおしてみてください。そして持ってない方は是非
購入をお薦めします。
そういやこのアルバム。友達から借りて返してないんだっけ?
皆さんはちゃんと買いましょう!

BECK/メロウゴールド

♪解説♪———————————————————–
※「ループ」
(同じフレーズ、パターンを重複、くり返すことによって独特のグルーブ
を生み出す手法。ドラムのループが一般的ですが、ベックは色々な楽器
をループさせて新たな曲を構築していきます。)
※「ベックの中で」
(一番有名なアルバムというか、今の所重要作品といわれているのは「オ
ディレイ」ですが僕は今回紹介した「メロウゴールド」のほうが圧倒的
に好き。)
↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。