ロック私小説「メジャーを追い越せインディーズ！２」第29話
『自伝メルマガ発行（２）』
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以前
「ロックファンに薦めるクラブミュージック」
というメルマガを発行していた
このメルマガは
隔週発行で
何も宣伝してなかったにも関わらず
いきなり
数百人の読者が
付いた
感想も
たくさん頂いて
メルマガ経由で
ライブを見に来てくれる人も
何人か出て来ていた
そんな甘～い
成功体験を元にして
今回の自伝メルマガの戦略を練った
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前回のは
隔週だったから
今回は毎週にする
そして
前回
宣伝しなかったけど
今回は宣伝する
宣伝にも
お金をかけた
たかだか
数万円だが
彼にとっては
まさに
なけなしの金
ここまですれば
どう少なく見積もっても
最初から
数百人の読者がいるだろうと
踏んだ
創刊号の読者数を見るまでは
読者が何人増えたら
何をしよう
といった
アイデアが
な
だ
れ
のように
溢れ出て来ていた
～ 2 B Continued ! ～
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次回、11/8号は「自伝メルマガ発行（3）」です。
お楽しみに！
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Tips □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■影響を受けたもの・ひと
「新庄」
新庄選手の引退が、
こんなにも寂しく、
こんなにも切ないのはなぜだろう？
こうして
記事を書いてる最中も
胸がつまって、どうしようもなくなる瞬間がある。
※最初に言っておくけど
恋愛感情ではない。
僕は中日ドラゴンズファンなので
彼が所属していた阪神や日本ハムは常に敵チーム。
そして
大リーグには興味がなく、関係のない存在だった。
ただ、10数年前のレコード大賞で
阪神（彼の？）ファンだと言う平松愛理を
センスのいいスーツでエスコートする姿は
「球界にもこんな俳優みたいな人がいるんだ」
って思ったし、
自由の国アメリカですら
彼を理解出来ないのか
「宇宙人」や「スター気取り」呼ばわりされる彼に
僕自身はどちらかというと
「×」ではなく「◯」な気持ちを持った。
う～ん、当時は「△」かな．．．
で、
忙しくて、セリーグでの試合はまともに見られなかった分、
ドラゴンズを見られるだけ見てやろうと決めて
中日ドラゴンズ VS 日本ハムファイターズ
日本シリーズをTV観戦した。
僕は最後の最後までドラゴンズを応援していた。
なんなら、
まったく勝てるムードでなくなってしまったドラゴンズの試合内容に
キレ気味なくらいだった。
ドラゴンズ1勝、日本ハム3勝で迎えたその日、
もうドラゴンズにとっては後がなく
「日本シリーズを面白くするためにも今日こそは絶対勝てよ」
って思ってた。
でも、最後の最後で
「日本シリーズを面白くするためにも地元で日本ハムの優勝を．．．」
ってちょっと思ってしまった。
彼が日ハム入団時に記者会見で言った
「お客さんを満員にしてみせます」
の言葉に感じた
何かを
今回の日本シリーズでの
彼の行動を見ていて
「ああ、こういうことなんだ！」って
いきなり分かった気がした。
解説者とか、誰か一人くらいボロクソに言うのかなって
思ってたけど
みんなして彼を褒め讃えてる。
彼や日ハム選手のプレイを見て
「あ、野球って楽しいんだ！」
って心から思った。
もちろん、
考え方は人それぞれだと思う。
「とにかく勝ちゃいいんだ」
って言う人も居ると思うし、
どちらかといえば僕は、そういうタイプ。
でも、
結果よりもファンを楽しませる野球を見ていて
考えさせられることが多かった。
ファンあっての野球。
バイクに乗って登場したり、覆面被って練習したり、
しまいには、ホームスチールしたり．．．
「バッカじゃねえの？」
って思うじゃん？
でも、ジャイアンツに隠れるような形で東京ドームを本拠地とし
一軍の有力選手ですらジャイアンツの2軍選手より知名度が低かった
日本ハムを
やむを得ない経営上の決断で本拠地とした札幌、そして札幌ドームを
盛り上げ、お客さんの笑顔でいっぱいにし、
そして日本一になったのは
彼の影響が、ものすごく大きいと思う。
ていうか大きい。
ボロボロの体でも
忘れなかった笑顔と
最後に見せた涙
ドラゴンズは負けてしまったけど
ものすごく
感動してしまった。
ありがとう！
いや～
ホントに切ないです。
卒業間近になって
もう、二度と会えない女の子を
好きになったような気持ち。
なんでもっと早く気付かなかったんだろう
っていう．．．
P.S.
この記事は日曜日に書きました。
もし、
これを書いた日から新庄選手に心の変化があって
「やっぱまた、やります」
とか言って
日ハムの入団会見を開いてたりしたら
この記事は忘れて下さい。
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Outro.□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
またまた野球話で申し訳ありませんが
僕は東京に住む中日ドラゴンズファンとして日々、非常に肩身
の狭い思いをしています。
どういうことかというと
野球中継をつけているラーメン屋、飲み屋では
ドラゴンズの選手がヒットを打っても、
テーブルの下でガッツポーズを決めなければ鳴らない状態なのです。
だってみんな◯人ファンじゃないですか？
大抵、店長もそうですよね。
この間の日本シリーズ中、飲み屋に行ったのですが
さすがに店中が日本ハムファンではないだろう
と思って
「今日は飲みながら、きっちり応援しよう」
と気合い入れて入店したら
全員「日ハムファン」だった．．．
．．．
ファンの力が違いすぎると思った。
数ではなく。
これは、立ち上がらないといけないな。
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メジャーを追い越せインディーズ！２
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