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DJ LUCK & MC NEAT/PRESENTS…

♪【ジャンル/2STEP】♪

【DJ LUCK & MC NEAT/PRESENTS…】

<UNIVERSAL/524 685-2>
——————————————————————
@@@@@@@@@@@@ビートの新しい形@@@@@@@@@@@@@
ハイウェイ(?)のトンネルで何台かの車が走り去ろうとしているジャケ
ットに惹かれてしまいます。ジャケットから受けるインスピレーション。
空間、そしてスピード感が2STEPのサウンドに良く合います。
このアルバムはパーティーミックスというかオムニバスなので音そのもの
の抽象的な説明より2STEPというカテゴリー(ジャンル) について僕なり
に説明したいと思います。
2STEPは以前少しだけ触れましたがイギリスのロンドンのアンダーグラン
ドシーンで産声を上げました。ハウスが必要以上(?)に重たいキックド
ラムの4つ打ちの音楽であるのに対して2STEP は4つ打ちキックドラムが
ありません。ハウス従来の頭4つで取るビートとヒップホップを早くした
ようなアバウトなリズム二通りのSTEPで踊れることが 2STEPという名前の
由来になっています。
2STEPは 前回までに紹介したドラムンベース、ビッグビートそしてテクノ
やR&B などの素材を贅沢に取り入れたクラブミュージックのごった煮的音
楽だとも言えます。
ドラムンベース界があまり賑わいを見せなくなった今ではドラムンベース
クリエーターが 2STEPを作ることも多くなったようです。
他のクラブミュージックの中で圧倒的に歌物が多く、かつ歌心があるのも
特徴といえます。
日本では、m-floやbird、平井堅などが2STEPを取り入れた楽曲をリリース
してます。
このアルバムは2STEP主要クリエーターであるWOOKIE、MJ COLE、そして
CRAIG DAVID のチューンが入っており、かなりオイシイアルバムとなって
おります。
お薦めは1曲目「MASTER BLASTAR 2000」この曲は僕の大好きなスティービ
ーワンダーのアルバム “ホッター ザン ジュライ”収録曲のカバーなので
すが正直この曲はこの2STEPカバーの方がいいかもしれませんよ!

DJ LUCK & MC NEAT/PRESENTS…はこちらから試聴出来ます

♪解説♪———————————————————–
※パーティーミックス
(DJのミックスCDorレコードでは、色々なアーティストの曲を踊りやすいよ
うにインターバルを置かずつないでいきます。元々クラブではこのような
スタイルでレコードをかけていくことが多いと思うのですが、そのスタイ
ルを部屋でも楽しめるようにCDにしたのがパーティーミックスです。)
↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。

No.24『ある本との出会い』

ロック私小説「メジャーを追い越せインディーズ!」第24話
▼SIDE B
♯5 レーベルを立ち上げようと思った訳
「ある本との出会い」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
活動を再開してしばらくたったある日
彼は一冊の本に出会う。
その本にはこんな事が書いてあった。
・業界の裏話について。
・メジャーとインディーズの差がますますなくなって来た事。
・そして前に話したように実績のない人材を採用するほど
レコード会社は潤っていない事。
そして
だからこそ自分でレーベルを立てて
自分でCDを出した方がいい事。
いくつもの強烈な内容が書かれていた。
言ってる事はもっともだが
まだ彼の頭の中には
「そうなんだ...」
くらいにしかインプットされずにいた。
でも
昔、誰かに聞いた事がある。
実績が無い人をデビューさせる基準は
簡単に言うと
1)カワイイ事
2)若い事
3)言う事を聞く事
だそうだ。
面白いくらい彼にはどれも当てはまらない。
特に、1)と 3)は彼が若くても
当てはまらなかったであろう。
人がアイデアを求めている最中によくやるように
彼は頭の中で
インプットされた様々な情報を
分解して
それをつなげようとしていた。
***********************************************************
中々答えが出せずにいたある日
しばらくして、もう一冊の本に出会った。
今度はアメリカで書かれた本である。
前の本とほぼ同じ事が書いてある。
その本を
歩きながら
電車の中で
そしてベッドの中で
一気に読み終えると
彼はひらめいた。
昔、誰かに聞いたことがある。
才能のあるアーティストをデビューさせない条件は
簡単に言うと
1)可愛くない事
2)若くない事
3)言う事を聞かない事。
・・・
今度は悲しい程当てはまる。
***********************************************************
ここまで来たら
彼の気持ちは動かないはず
無かった。
レーベルを立ち上げる!
そしてCDを出す!
メジャーが相手にしてくれないなら
自分から発信地を作ってしまえばいい。
なんとなくメジャーを頼りにしていた彼は
この日
なんのあてもなく
ひらめきだけで
一気に方向変換した。
でも
そのためにはどうしたらいいんだろう。
そのためにはいくらかかるんだろう。
頭の中を
その事で
いっぱいにした。
~ 2 B Continued ! ~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回11/23発行予定の「メジャーを追い越せインディーズ!」は
No.25『レーベルを立ち上げる前に』です。
お楽しみに!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】Tips □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【この頃使っていた機材は?第二回目】
この企画にメッセージを頂きました!ありがとうございます!
機材購入検討の参考にしたいということです。
以前使っていた物が多いので参考に出来ない所もあるかもしれま
せんが、大枠の参考になればうれしいです。
責任重大ですが頑張ります!
先週は ACID PROでしたね。
今週は「Cubase」の紹介です。
Cubaseは当時組んでいたユニットの相方が使っていた影響で使い始めました。
当時Cubaseというと有名なトラックメーカーで使っている人が多く
まさに「プロ仕様」という言葉がピッタリで、自分には少し敷居が高かったです。
そしてこのソフトを購入するにはひとつ大きな問題がありました。
それは「ASIO」というドライバに対応しているサウンドカードを持っていないと
Cubaseは動かないということです。
要はCubaseを使うのであれば
ソフトの他にサウンドカードも買い替えないといけなかった訳です。
購入を悩む際に僕がよくやることですが
このCubaseを買うことのデメリットを書き出しました。
※買う事のメリットではなく、買わない事のデメリットというのがポイントです。
・ACIDではMIDIが使えない※現在は使えます。
・ACIDではタイムストレッチをするため音が劣化してしまう事が多い
・ASR-Xで作った音をZIP経由でACIDに送ってやらなければならない
正直、趣味程度であればどれも無視出来るデメリットなのですが
本気でやりたかったので一つ残らずクリアしたいと考え
購入する!と決めました。
池袋の楽器屋に行って顔見知りの店員に
「入門版のCUBASISを買ってからアップグレードすると安いですよ」
と教えてもらいました。
このソフト、購入してまず最初にビックリしたのが
「辞書みたいな説明書!」「それも3冊!」
でもやるならトコトンやろうと思ったので、ますは説明書を読みあさりました。
説明書の読み方はコツがあって
それは「ソフトが近くにない状態で読む」ということです。
ソフトが近くにあると早く分からない事を知ろうとして焦ってしまいますよね?
でもソフトが近くにないと集中して読めるため
「こんな機能あったんだ!」っていう発見がいっぱい出て来て
それを書き留めておくと後々曲作りのアイデアとして宝物になります。
分からない時に分からない所だけ読むというやり方はあまりお薦め出来ません。
特に僕のように気が短い人には(笑)。
で、肝心の使用感ですが
当たり前ですがMIDIが使えるようになって本気で幅が広がりました。
ASR-Xで作った音を細かくMIDIでエディット出来るんですね。
2 The Grooveという曲でしたら
ASR-Xのパッドに
・スタートポイントをずらしたビート
・リバースにフェイザーをかけたビート
・LFOをフィルター、ボイス、アンプそれぞれにかけたビート
etc.
を割り当てて
それをCubaseのMIDIで細かくシーケンスする訳です。
この時にビートの終わり際も簡単にMIDIで編集出来るので
出来る事の幅が思いっきり広がりました。
このCubaseを買った一年後にCubase SXという怪物が出た事をきっかけに
PC自体を買い替えたのですが
この Cubase SX は半端じゃなく音がいいので
「ブランニュールネッサンス」のマスタリング時にフル活用しました。
が、この後僕はASR-Xを手放し
CubaseからLogicに移行する事になります。
その理由は次号で!
ということで
次回は LOGIC PRO です。
【5】about clay □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
▼clayってどんな人?
シンガー&ギタリスト。ダンサンブルで新しいロックを提供出来る
アーティストを目指す。
2004年10月プライベートレーベル「S/N BRAND」を立ち上げ
2005年1月ファーストフルアルバム「ブランニュー・ルネッサンス」リリース。
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・ clay ファーストフルアルバム 「ブランニュー・ルネッサンス」
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ゴスペルの分厚いコーラスで始めるハウスナンバーから変拍子を織り交ぜ
たドラムンベース、そしてソフティケイトされた 2STEP ~ R&B。
そのどれもに R・O・C・K の血が流れています。
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リクエスト出来ます。
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 0120-709-301   10:00~22:30 受付(日、祭日を除く毎日)
(1)「お名前(貴店名)」と「お客様リクエスト番号」をお知らせ下さい。
(2)「聴きたい曲名」と「アーティスト名」をリクエストして下さい。
(3)オペレーターが放送するチャンネルを御案内しますのでチャンネルを合わせてお待ち下さい。
・CANシステムご利用の場合は加入エリアによって変わってきます。
リクエストスタジオの電話番号をご確認下さい。
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【6】News ! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
11/5のライブのリストとライブ映像をアップしました。
http://clay.at.webry.info/200511/article_13.html
このライブ後、創作等をやるためにしばらくライブなくなるという
事もあって結構気合い入ってました。
初めから飛ばしすぎたのですが
かなり気持ちよく出来ました。
ブランニュールネッサンスの曲を中心に
「Yellow Songs」の中から、”りぼん”という曲を弾き語りでPLAY
しました。
全曲ダイジェストのライブ映像になっています。
http://clay.at.webry.info/200511/article_13.html
是非!
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【7】Outro.□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
最近、夜マラソンしてるんですが
http://clay.at.webry.info/200510/article_5.html
先日いつも通り走ってたら、なんかちょっと足首ひねった感じがあったんだけど
構わずにそのまま走り続けてたんですね。
ただ、10分くらい経った頃から半端じゃない痛みになってきたのですが
読者の皆さんならお分かりのように
僕は「あきらめがものすごく悪い」男です。
そして「途中で辞める事が大嫌いな」男です。
なので苦しかろうが痛かろうが
「ここでやめては末代までの恥!」
「男は死に際が大事!」
とか意味の分からない(笑)事をつぶやきながらなんとか走り終えました。
で、風呂に入って寝れば治るだろうと思ったのですが
起きたら結構歩くのもつらいくらい痛い...
それでも2、3日すれば治るだろうって思ってたのですが
一週間経ちました...
フツーに医者行って来ま~す。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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メジャーを追い越せインディーズ!
毎週水曜日発行
ライター:clay
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アンダーワールド/エブリシング・エブリシング

今回紹介するのはテクノグループのアルバムなのですが、ここ最近はR&B系
やソウル系ばかり聞いていたのに久々にテクノ系を聞いて、やっぱこうい
うのも好きなんだよな~って一人で浸ってしまいました。しかも今回久々
にロック指数高めです!それでは行って見ましょう!
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▼CD紹介▼ 
♪【ジャンル/テクノ】♪

【アンダーワールド/エブリシング・エブリシング】

<V2CI/90>
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■□■□ ロック+ニューウェーブ×テクノ=アンダーワールド■□■□
このアルバムはテクノクリエーターにしては珍しくライブアルバムとなっ
ています。
そしてもっと珍しいのはコテコテのテクノグループなのにギター/ボーカル
が居るという事です。

アンダーワールドとしての活動歴は実に長く結成は今から約20年程も遡り
ます。80年代はなんとロックバンドとして活動していたのですが、90年代か
らはダレン・エマーソンというDJを加入させてクラブテイストを強めていき
ます。
アンダーワールドとの出会いは「トレイン・スポッティング」という薬と若
者を課題にしたアナーキーな映画でした。
この映画には他にもイギーポップやブラーなどのカッコイイナンバーがバ
ッググラウンドミュージックとして扱われていたのですが「ボーンスリッ
ピー」が流れた時のしびれ方は尋常ではありませんでした。

すかさずこの曲の入ったアルバムを手に入れた僕は当時あまりクラブ系が
得意ではなかったのでボーカルの入らない部分が多すぎるのを理由にアル
バム全体をよく聞かないでいたのですが
先日、酒屋(僕は酒好きです)の有線で流れていた曲のものすごくカッコ
イイエレクトリックギターのループに耳を惹かれまくって、後でボーンス
リッピーだった事が分かった瞬間鳥肌が止まりませんでした…。
その曲がライブアルバムに収録されている事を知りこのアルバムを購入し
たのですが、どの曲もギター&ボーカルの入れ方が「」良すぎます。
これだからロック出身のクリエーターはたまらない!

アンダーワールドといえばボーンスリッピーを収めた「2番目のタフガキ
(なんちゅうタイトル?!)」が有名ですがエネルギーや空気感はライブ
アルバムならではですよ!
アンダーワールドは多くのテクノクリエーターと違ってライブを大切にし
ているグループでありそれぞれの楽曲もライブ用にリアレンジされていま
すが、その中でも特に耳を惹くのがBPM(テンポ) をライブ用に上げてい
る事です。
ライブ中は演奏側も聞き手側もテンションが上がるものです。
当たり前な事かも知れませんがこの事を理解し、対処している事からも
ライブに対する考え方が違ってくるのだと思います。
このアルバムはライブの模様を収めたDVD盤もリリースされていますがアン
ダーワールドのメンバーも参加する 「TOMATO」というデザイン集団による
ヴィジュアルを重視したアートワークがステ―ジの巨大スクリーンに映し出
され9台のカメラを使用する凝った演出が楽しめます。

オリジナルアルバムを聞き飽きた人でも新しい楽しみ方が出来ますよ!
是非どうぞ!
♪解説♪———————————————————–

※「ダレン・エマーソン」
(アンダーワールドの若きDJ。2000年このアルバムを最後に脱退。)
※TOMATO
(イギリスを拠点に活躍する奇抜なデザイナー・チーム。アンダーワール
ドについてはツアーTシャツを作ったり、VJとしてライブに貢献したり
している。)


Underworld/Everything, Everything はこちらで試聴出来ます

↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。

エド・ケイス/エド’ズ ゲスト リスト

♪【ジャンル/2STEP,UKガラージ】♪

【エド・ケイス/エド’ズ ゲスト リスト】

<SONY RECORDS/SICP 193>
——————————————————————
■□■□超どPOP・2STEPアルバム!■□■□
あのですね。このアルバムいきなり一曲目がシークレットトラックになっ
ていて、しかもギターループがガンガンにうねるビッグビート風のトラッ
クにスカンク・アナンシーというグループのスキンという名前から容易に
想像出来るアナーキーなお姉さんがエキサイトしながらシャウトしてます。
が、ご安心下さい(笑)。次曲から始まるのは正真正銘の2STEPチューン
達です。

このアルバムでは2ステップ/UKガラージといったイギリスの旬のクラブミ
ュージックを網羅できるばかりでなく、 ラップスタイルのチューンやピア
ノの弾き語りでもイケちゃうような曲。 そして冒頭で紹介したようなオル
タナロック的な曲までバランスよく統合されています。

元々、楽典的な音楽理論を学んだことのある彼が作り出す楽曲はクラブで
はもちろん家でのリスニングにも完璧に耐えうるものになっています。
16ビートのダンスドラムループにローリングストーンズ風のギターリフが
からむTr12。
2STEPのビートに日本の琴か三味線のような音色のフレージング。
そんな斬新なバックトラックに女性シンガーによる本気の美メロを生かした
Tr13。

お薦めはなんといってもTr1(アルバムではシークレット曲がTr00になって
いるので実際は2曲目。)
トリッキーなキックが印象的なR&Bっぽいリズムはダミーですぐにイケイケ
(死語)の2STEPに変わります。
この曲の良さはなんといってもメロディーの良さを惹き立てる女性シンガー
の声にあると思います。
たぶん、このメルマガの読者の中にはブリットポップファンも多いと思うの
ですがこの曲は特にバンドサウンドにアレンジしたらそのままブリットポッ
プでも十分通用するようなひねりの聞いたポップチューンです。
ボーカルのメロディーはクラブミュージックでよくあるソウルミュージック
を基本としながらもホントに一度聞いたら口ずさめるようなポップに仕上げ
られています。
(2STEPはそういう所が魅力なんですが)

ED’S GUEST LIST
♪解説♪———————————————————–
※「UKガラージ」
(イギリスのハウスミュージック(アバウトですみません)。アメリカで
ガラージというとハウスが生まれた頃のテンポのゆるい四つ打ちソウル
ミュージックを指しますが、UKガラージはイギリスで今現在主流になっ
ているハウスミュージックを指すようです。)
※ブリットポップ
(’90年代中盤~後半にかけて一世を風靡したイギリスの音楽カテゴリー名。
オアシスやブラー、パルプやクーラシェイカーなどが有名。)
↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。

Everything But The GIRL/Temperamental

画像

【Everything But The GIRL/Temperamental】

<VJCP-68162>
——————————————————————
“このグループのこのアルバムが無ければ
クラブミュージックに対する偏見は消えなかったであろう”
という作品を紹介します。
その作品とは、1号のアウトロでも少し触れたのですが”エブリシング バッ
ト ザ ガール”(以下EBTG)の「Temperamental」です。
このグループ、知ってる人も多いと思うのですが、ネオアコースティック
ブーム全盛時に活躍していたアコースティックデュオだったのです。
このアルバムの前作にあたる”哀しみ色の街”でドラムンベースに手を出した
と知った当時の僕は、クラブミュージックが大っ嫌いだったので心の底から
ショックでした。
何故、アコースティックデュオがドラムンベースへ????
当然、そんな変わり果てたEBTGの音は聞かないまま幾年か過ぎたのですが、
ある日、当時一緒に音楽活動をしていた友人の影響で少しづつクラブ系に対
する免疫がつき始めた頃聞いてしまったのです。このアルバムを…!
かっこいい…

やられた…
そして
後悔、感動、憤り、興奮…
色々な思いが駆け巡る中、僕は新しい音楽を知ってしまったのです!
ハウス特有のキックドラム4つ打ちから始まり、さまざまなクラブミュージ
ックとシンクロしていくのですが、そのビートにEBTGのボーカル、トレーシ
ー ソーン の美しいボーカルが溶け合うとまさにそれはEBTGの世界そのもの
なのです。

昔のEBTGを知っている方でこのアルバムを聞いていない人は絶対に聞いてく
ださい!
このアルバムはハウス、ドラムンベ―ス、ヒップホップとあらゆるクラブミ
ュージックが網羅されている感じですが音数も少なく、本当に繊細で心から
美しい作品となっています。
お薦めは5曲目の「テンパラメンタル」。ヤバイくらいに名曲です。
このアルバム、これから訪れる夏にはあまり似合わないのですが
少し涼しい夜に 空いている首都高か
車に乗れない人は 空いている電車で
たった一人で
聞くことをお薦めします。
本当にイイ曲ばかりなので是非聞いてください

Everything But The GIRL/Temperamentalはこちらから試聴出来ます。

♪解説♪———————————————————–
※ネオアコースティック
(日本ではフリッパーズギター、海外ではアズティックカメラ、モノクローム
セットなどが有名なグループでボサノバやジャズ的要素を含むフォークとロ
ックの中間のようなジャンル)
 
※名曲
(「テンパラメンタル」のこと) 
↑の解説は、おもいっきり独断です。
興味を持った方は自分なりに調べてみることをお勧めします。