ビジネスと音楽と芸術

ビジネス書をよく読むんだけど
音楽を「芸術」として考えた時に
当てはまらなくなってくる所がたくさんある。
ビジネス的には
目に見えるもの、具体的、具現性を持たせて...
それはすごく理解出来る。
でも、
結果や数字に無理矢理してみると
ホントに小さいものになってしまう。
それは、桁の違いとか
そんなレベルじゃない。
なぜなら
自分は幼い。
憧れてる物が
小さい頃からまったく変わってない。
モノからロマンスから冒険から感動まで。
憧れには妥協しようなんて思わない。
生きている事、生きて来た事
関わっている人、関わって来た人
に対して失礼だから
だから
憧れを
数字にした時に
数字を見た時に
何かが決定的に違うことに気付く。
新しい音楽を作りたい。
まったく新しい音楽。
それは普通に考える新しさじゃない。
学んで、こねって、汗をたらしながら
肉に血が流れて
生まれる新しさ。
アイデアをいっぱい貯金したい。
そして120%使い切りたい。
一曲をもっと大事に大切に生み出そうと思う。
ガウディーや、ナポレオンの肖像画を書いた画家のドキュメントを見た。
芸術...
芸術という言葉に
すごく深い刻みを感じる。
芸術という言葉が
すべての疑問を粉々に溶かして行く。
「大衆文化の対極に芸術文化がある」
この野田誠司さんの言葉を手帳で見る度に
立ち止まって考える。
自分がやってきたことを繰り返すのも
人がやってきたことをなぞるのも
自分にとってはゴミ以下だ。
最近、ものすごい勢いで何十冊もの本を読んだ。
最後の日に決定的な言葉に出会った。
「大好きなことをやりなさい」
そういえば自分が音楽を始めたばかりの頃に
読んだ小説にもこんなことが書いてあった。
「楽しいでしょう?楽しい事はいい事なのよ。楽しむべきだわ」
何十万の言葉と
幾数億の昼夜があったからこそ
この言葉が目に飛び込んでくる。
自分は何もないところから
プログラミングや理論を学んだけど
とにかく楽しかった。
今までギター1本でしか表現出来なかった事が
思い通りの形になっていく。
そしてもっと面白いのは
予想外の方向に進むときだ。
コンピュータとセッションしてる感じ。
悩んでる訳じゃなくて
考えてるのが楽しい。
そして
いっぱい考えて得た新鮮なひらめきに向かって
活動や行動で表現しようと思う。