No.29『ジャケットとマスタリング(2)』

ロック私小説「メジャーを追い越せインディーズ!」第29話
▼SIDE B
♯5 レーベルを立ち上げようと思った訳
「ジャケットとマスタリング(2)」
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ジャケットの青写真が出来て
夢や空想にうつつを抜かしていた頃
「おなじみ」のプロブレムが発生した。
ジャケットの入稿は
イラストレータ形式じゃないといけなかったことに
たった今
気付いた。
何が問題かと言うと
彼はイラストレータというソフトをインストールしてから
一度も触った事がなかったのだ。
実は入稿に関する説明を読む際に
イラストレータ形式でというのは
なんとなく目にしていたが
「フォトショップと同じだろ」

たかをくくって
最後の最後にやればいいやと思っていた。
が、
実際に使ってみると
「全然ちがうじゃねーか!」
あわてて本を3冊買い込んで
例のごとく
電車の中でなんとか習得した。
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ジャケットのデザインを
業者や知り合いに頼むことを
彼は考えていなかった。
お金がないというのも
大きな理由の一つだったが
結局
「すべてを自分でやれる時代に」
「すべてを自分でやるからこそ」
のレーベルであり、CDリリースである。
流れが分かって来たら
人に任せるのもいい。
でも、まずは自分の手で一つ一つの作業を確認したかった。
そして
愛情を込めたかった...
誰よりも
作品を愛しているのは
自分だから...
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ただ
イメージはすでに出来上がっていたから
やり方が分かれば
ジャケットは
すぐに出来てしまいそうだった。
~ 2 B Continued ! ~
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次回12/28 発行予定の「メジャーを追い越せインディーズ!」は
No.30『ジャケットとマスタリング(3)』です。
次回が今年最後の発行となります。
お楽しみに!
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【4】Tips □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「バッドボーイズロック」
この呼び方は結構知らない人も多いのではないでしょうか?
’80終盤~’90初期にかけて
髪の長い人達のロックンロールバンドがメチャメチャ流行りました。
超有名どころではガンズ。
日本ではレッドウォリアーズやジギーといえば
分かりやすいかなと思います。
このバッドボーイズロックに関しては
ホントに思い入れがあり過ぎるので
書いてるうちに
泣いてしまったらごめんなさい(笑)。
まず前回の「ブルース」の記事でも書きましたが
バッドボーイズロックのバンド達は
まず「エアロスミス」「ローリングストーンズ」の影響下に
あると思って間違いありません。
—特徴(髪型)—
その昔は髪が長いと言うと「ヘビメタ系」と決まっていたのですが
エアロスミスやニューヨークドールズ(大好き)、
そしてハノイロックス(大大好き)等のロックバンドの流れから
髪が長いというスタイルになっていったと思います。
—特徴(服装)—
服装のキーワードは「酒」と「バラ」ですね。
バラのブラウスやパンツ、
そしてジャックダニエルやフォアローゼズのTシャツとかは
街中に散乱していました。
パンツといえばバッドボーイズロックの履くパンツは
想像を絶する程細く、
よく足を骨折した時にズボンの裾に
チャックを付けて脱ぎやすくしている人を見かけると思うのですが
バッドボーイズロックのパンツもチャックなしでは
脱ぐのが厳しいです。
雨に濡れた日なんかは人に手伝ってもらわないと脱げません。
僕もよく手伝ってもらってました(笑)。
—特徴(ポリシー)—
SEX, DRUG & ROCK’N’ROLL
(当時 ROCK’N’ROLL 以外は未経験)
—特徴(音)—
二つのパターンに大別出来ると思います。
一つ目は
ブルースに影響をもろに受けて
ブルージーな音があらゆる所に散りばめられている。
このバンドのボーカルのステージアクションは
ほぼ100%ミックジャガーです。
割と男っぽい硬派な人達が多いかも。
もう一つは
グラムロックの影響を受けて
へたくそな化粧に、網タイツ(どこからとってきたんだ?)。
365日、光合成を断絶した真っ白な肌。
初めて会った人なのに「よくバスから見てた」と言われてしまう程
派手な普段着。
そして学校も行かずに飲み歩き深夜の街でHGばりの奇声を上げて
やくざに絡まれる...
あ、全部僕ですね...
—バッドボーイズロックのその後—
このムーブメントは少なくとも僕の周りでは2、3年で
消えた気がします。
人々は髪を切り、化粧を落とし(?)網タイツを脱ぎ(??)
ダンスロックやネオアコといった
およそバッドボーイズロックとは結びつかないオシャレな音楽に
夢中になっていきました。
P.S.
全然涙の出るような内容じゃなかったですね...
次回は「ニューヨークパンク」です。
「ロンドンパンク」じゃないですよ!
お楽しみに!
【5】about clay □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
▼clayってどんな人?
シンガー&ギタリスト。ダンサンブルで新しいロックを提供出来る
アーティストを目指す。
2004年10月プライベートレーベル「S/N BRAND」を立ち上げ
2005年1月ファーストフルアルバム「ブランニュー・ルネッサンス」リリース。
もっと詳しく! → xxxclay.html
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についてブログ内でアルバムレビューを始めました。
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(2)「聴きたい曲名」と「アーティスト名」をリクエストして下さい。
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【6】News ! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ブログでも書いていたように
http://clay.at.webry.info/200512/article_4.html
ライブが決まりました。
場所は「あさがやドラム」
http://homepage2.nifty.com/asagaya-drum/
日付は1月14日(土)です。
3月頃から活動を再開しようと思っていたので
ちょっと早まりましたが
自分的に気持ちがライブの方へ向かっていたので
楽しみにしています。
この日はいつもより3曲前後多めにやれると思います。
ホンキで遊びに来て欲しいです!
¥2000 (ドリンク¥500)
ここから予約で300円OFFです。
http://www5f.biglobe.ne.jp/%7eclay/ticket/ticket.html
メールでもOK
clay@sn-brand.com
ちょっとこの「ライブ」に関わるまじめな話を
編集後記(Outro.)の方に書いておきました。
このメルマガの一番下の方です。
是非読んでみて下さい。
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【7】Outro.□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
小説内でも、いずれ出てくると思うのですが
今年の11月で活動を休止してインターバルを置こうと思ったのは
訳があります。
今年はホントに計画の大切さが身に沁みました。
1月に「ブランニュールネッサンス」をリリースするところまでしか
計画してなかったため、3月頃から流れのままに
「楽しい方、楽しい方へ」って感じで進んでしまい
気がついたら夏が終わっていました。
その当時のライブ中に「何がホントにやりたかった事なんだっけ?」
というのをすごく感じてしまい、
11月のライブが終わったらインターバルを置くことを決めました。
そして自分のやりたい事の一つである
「海外に発信していく」ということのみに焦点絞って
一切の活動をやめて英語を勉強しようと思いました。
9月にスタートしたメルマガ
「英語の宅配便。毎日1語・インプット英文法!」は
海外でやって行くという気持ちのあらわれでもあります。
しっかし相変わらず
「思い込んだらそれしか見えなくなる」迷惑な男ですね(笑)。
自分の性格を重々承知している僕は
「一切の活動をやめて英語を勉強しよう」としている事を
ある方に相談しました。
するとその方は自分の考え方は一切否定せず
「その準備をしながら活動を続けられないか?」
「きっと待ってる人がいると思う」
という事とその理由を何時間も話してくれました。
流れというのは不思議なもので
その次の日からCDの注文やMP3の申し込みが続き
「きっと待ってる人がいると思う」
という言葉が現実味を帯びて引っかかってきました。
ブランニュールネッサンス発売時のインタビューで、
http://www.juicemusic.com/0501/int_clay.html
こう言っています。
「3年で3枚出して少しずつ海外にアプローチしていきたい」
これが自分のやりたい事です。
「3年で3枚出して」ってところを忘れてました(笑)。
ということで
年末にかけて計画を練り直し、
これから数十年に渡り
みなさんに最高の音楽が届けられるよう頑張りたいと思います。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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ライター:clay
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