No.33『お互いのためにならないライブ(2) 』

ロック私小説「メジャーを追い越せインディーズ!2」第33話
『お互いのためにならないライブ(2)』
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お客さんを増やすために
どうしたらいいか?
単純に
人目に触れる機会を作る
というのが定石だが
イベントは
経済的な負担が...
そして
野外ライブは
音響や照明が
自分の音楽スタイルにとって
どれだけ重要であるかということを
浮き彫りにするだけだった
「修行」という形で捉えれば
どんなライブも肯定出来るかも知れないが
そんな精神論は
肉体と精神を消耗するだけだし
精神を重んじればこそ
普遍のものや
人と同じ行動自体を打破し
新しい方法を
見つけなければと
思った
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そこで
考えたのが
「ギブ&テイク」
の法則だった
早速
出会った人
出会った人
片っ端から
その人達の
活動している場所
行動している場所
集まってる場所
に行った
興味があろうと
なかろうと
とにかく
行きまくった
そして
彼らは
お返しに
ライブに来てくれた
「う~ん...」
確かに
彼に興味がなかった人でも
お返しに
彼のライブを見に来てくれる
でも興味がないから
なんとなく
お世辞を言って終わり
その事に何の意味があるのだろうか?
そんな単純な問題に
ぶち当たるのは
半年近く
散々
行動に行動を重ねた
あとだった
...
~ 2 B Continued ! ~
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次回、12/6号は「お互いのためにならないライブ(3)」です。
お楽しみに!
もう、12月!!! ?
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Tips □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■影響を受けたもの・ひと
「F氏(3)」
Yellow songsに関しては
F氏なしでは、ありえなかった作品だし
日々の作業の中で、音楽、音楽に対する考え方。
様々なことについて影響を受けました。
ブランニュー・ルネッサンス発売時の
以前紹介したインタビューでも言っていますが
「これからは、ミュージシャン自身が
音作りについて、ある程度プロデューサーと
意思疎通出来なくてはいけない時代になるのでは」
という言葉には
本当に影響を受けました。
なんで、そんなことやんなきゃいけないの?
って思うじゃないですか。
餅は餅屋って言葉もあるし
ミュージシャンは音楽だけやってればいいんじゃないの?
って思うじゃないですか。
だけど
僕は、その言葉を聞いて
ある種の戦慄を覚えてしまった。
コンピュータの発達等で、ホントにそういう時代になるかも。
って思った。
雑誌を見れば
自分が音楽を始めた頃に憧れたミュージシャン達が
こぞってコンピュータで録音やミックスをし始めてる。
そういう時代になるんだ...
って。
でも
このときの彼の言葉の意味は
ホントに機械音痴で
何をするにしても彼を頼ってる僕に対しての
戒めだったかもしれない。
だけど
僕は、その言葉を真っ正面から受け止めました。
そして
何日も徹夜してASR-Xというサンプラーを覚えた頃には
楽しくてしょうがなくなってた。
だってサウンドが自分の思う通りに構築出来る。
それがきっかけになって
コンピュータでの音楽制作を覚えて行って
とうとう
ブランニュー・ルネッサンスは
一人で作ることが出来ました。
たまに振り返ると
あのとき、あの言葉がなかったら
どうなってただろうって思います。
僕のことを知ってる人は
「それでも絶対にやってたよ」
と言ってくれて嬉しいのですが
微妙ですね。
少なくても
色々なものに依存していかなければならなかったと思います。
「依存する」と「助け合う」って全然違うじゃないですか。
そして僕の性格ではその状態をずっと続けるのは無理ですね。
でも「助け合う」という意味では
彼の行動や言葉にどれだけ助けられたことか。
とにかく
対等に接してくれたのが良かった。
音楽に関してのレベルは
彼の方が全然上ですよ。
だけど
ある意味自分のことを認めてくれたというか
僕の目線で会話してくれた。
一人で生きてるような
自分だけで頑張ってるような
そんな気がしても
やっぱり人との出会いはすごく大切。
僕は人との出会いにホントに恵まれてる。
今も、すごくフツーじゃない人(いい意味で)との出会いを
たくさんしています。
そして時代にもホントに恵まれている。
これで
自分の力を発揮出来なけりゃ嘘でしょ
って自分に言い聞かせてます。
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Outro.□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ワタミの社長の講演会に行ってきました。
講演自体は、
もう、本を何回も読み倒しているので
既に知っていることが多かったのですが
社長が学校を建てているというカンボジア。
そのカンボジアの現状についてのフィルムを見て
ホントに目を奪われました。
分かっていることではあるけれど
目を奪われました。
毒蛇にかまれて足が腐ってしまった男の子
両親や兄弟をエイズで亡くし、自分も原因不明の頭痛に悩まされる男の子
下半身と腕が麻痺してしまって手のひらを伸ばせない女の子
...
これらは
すべて
お金がないということだけで
手術が遅れたりして
手遅れになってしまったということが
多いようです。
お金がない。
だって
3日に一度しか食事を取れない子達が
珍しくない。
サバンナの肉食動物じゃないんだから...
だけど
僕が本当に目を奪われたのは
そんな子供達の
「勉強をしたい!」
っていう気持ちだったり
まっすぐな瞳の輝きだったり、
せっかく頂いたご飯を半分しか食べずに、
もう半分を袋に詰めて家族の元へ走って行く姿だったり。
僕は、この日の午前中まで
ただただ忙殺されてるだけの日々に
すごくイラだっていたのですが
彼らに比べたら...
こういうことって
口で言うのは簡単ですよね。
僕なりに
考えたいことが
まだまだいっぱいあります。
そして
行動に移して行きたいことも
まだまだいっぱいあります。
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