ロック私小説「メジャーを追い越せインディーズ!2」第94話
『君の曲にはまだヒット曲がないな...』
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彼の書いている
メールマガジンを
読んで
いつもメールをくれる方がいた
音楽や
音楽業界に
かなり詳しく
共感する部分や
背景を教えてくれる
ある日
「そういえば
君の曲をちゃんと聞いたことがないな」
という話になり
それじゃ
是非聞いて下さい
ということで
サンプルCDを送った
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「君の曲にはまだヒット曲がないな...」
彼の前作のサンプルCDを聞いて
届いた感想を要約すると
こうだった
とにかく
アーティストにとってのヒット曲は
一生のうちに一曲書けるか書けないか
という世界
たとえば
曲を書いている人には
たとえば
絵を描いている人には
「なんでオレの曲を分かってくれないんだ」
「なんで僕の絵が理解出来ないんだ」
という人がたくさんいるけど
もう
それは
とにかく
書き続けるしかない
分かってもらえる曲を書くしかない
ということだった
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彼は
すぐさま
感謝の気持ちをメールで返したが
ホントの
ホントの
胸の奥では
悔しくて
たまらなかった
憤りを隠せなかった
それは彼が弱いから
でも
もしかしたら
誰だってそうなのではないか?
色々なことを犠牲にしながら
一生懸命描いた曲達を
一蹴される
そこには
目に見える...
いや
耳に聞こえる部分以外の
人生の葛藤や背景がいっぱいつまっていて
それが認められなかった時の気持ちは
本当に
寂しいし
悔しい
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だけど
待てよ...
寂しいからなんなのか?
悔しいからどうなのか?
彼の人生の背景など
誰も汲み取ってはくれない
どれだけ
頑張ったなど
知ったこっちゃない
勝負は音楽でするしかない
ホントに寂しいことは
ホントに悔しいことは
自分に見切りを付けてしまうこと
自分に言い訳してしまうこと
そこらじゅうにある壁を殴りながら
そこらじゅうにあるモノを蹴っ飛ばしながら
彼は
この事実を
大
き
く
大きく
吸い込んだ
もちろん
倍にして
吐き出すために
~ 2 B Continued ! ~
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先週号で予告していた記事の間に今回の記事を挟ませていただきました。
ご了承ください。
次回、2/27号は「意見(2)」です。
お楽しみに!
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Tips □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■Tips on the TV
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Vol.6【「愛している」プロモーションビデオ】
「S/N」のインタビューで
”移動中の音楽は、その人なりの映画になる”
といったようなことを話しているのですが
なんて言うんだろう...
正直、音楽を聴いても
映像浮かばない人もいると思うんですよ。
これは
失礼な事でもなんでもなく。
昔は
そういうことが分からなかった。
「なんで、これが分からないの?」
って...
その映像が浮かぶ浮かばない
というのは
その人のセンスや過ごして来た環境に依存すると思うのです。
詩にしてもそうですよね。
以前の記事でも書きましたが
想像力をかき立てられる「詩」が、必ずしも
この時代においての「良い詩」とは限らない。
これも最近ようやく分かった(遅い!)
だから
ストレートに「これは、こういう意味だ」って言ってあげないと
分からないという人も少なくないのではと考えるようになりました。
たとえば
付き合ってる人がいて
プロポーズに使う言葉で
「毎朝、僕のみそ汁を作ってほしいんだ」
って言葉ありますよね?
でも
それを単に
「みそ汁を作って欲しいんだ」と捉え
プロポーズしているということを分からない人もいるかも。
笑い話かもしれませんが
極端に言うと
そういうことだと思うし
それは「いい」とか「悪い」ということではない。
僕は
そういった悔しさもあって
前作とは詩の趣を一切変えています。
詩の中における英語の割合を極端に減らし
詩を出来るだけ簡単にしたつもりです。
言い方は悪いけど。
それを
「使い古された言葉の羅列」
と捉えられる方もいるかもしれませんが
僕は、あえて必死でシンプルにしたつもりです。
そして
映像も同じで
「こうなんだ」
っていうのを伝えられるようになりたいと思っています。
僕は
ずっと
「アーティスティックに」
「作品が一人歩き出来るように」
という気持ちでモノを作ってきましたが
今
いかに
老若男女に
分かりやすく伝えられるか
というところが
今まで無視して来た事への挑戦だし
僕の中での究極のアートだと思っています。
ただ、逆に
今作をSとNで分けたように
「ストレートな作品」と
「アーティスティックな作品」
2つともやって化学反応を見るのもいいかなって
思うようになりました(コロコロ変わってすみません)。
完全な二重人格なので
どちらかだけでは
満足しないのです。
ということで
今回の「愛している」は映像のお題を決めてトライしたものですが
機会があれば、別の視点からの映像も作ってみたいと思ってます。
要するに別バージョンを作ってみたい。
そのときは
また
お知らせしますね!
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二枚組セカンドアルバム「S/N」
http://web.mac.com/snbrand/Site/S_N.html
Outro.□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
千葉の君津市へ撮影も兼ねて温泉へ行ってきました。
今、旅館の一室でこれを書いています。
撮影については、今後のプロモで使用した時にお伝えするとして
温泉は素晴らしかったです。
露天風呂初体験だったのですが
色々な驚きがありました!
まず、
こんなにも丸見えでいいのか?
というくらい丸見えなこと。
もう、覗こうと思えばいくらでも覗ける感じですね。
でも、露天風呂というのは、そういうものなんでしょうかね。
こっちは、もう開き直って太陽に向かって仁王立ちしてやりました(笑)
それと
今、2月で「露天風呂」だと、すごい寒そうじゃないですか?
これが
全然寒くない!
温まり方がハンパじゃない。
外は、すごい寒いんですけどね。
これは、不思議でした。
最後に
効能!
一緒に行った連れは、手が、あかぎれで、どうしようもなく、
病院の薬を塗っても一時しのぎといった感じだったのですが
温泉に入ったら
治ってる!
赤かった手が、元の肌色になってました。
なんか
すごいですね。
薬で治らないのが温泉で治るって。
効能って、よく聞くけど、あまり効かないんじゃないかな
と思ってたのですが
これだけすごいと
色々なものに効く気がしました。
駐車場には、お客さんの車がたくさん停められていたのですが
千葉ナンバーはもちろん
東京や埼玉や神奈川の各所から来られているようです。
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最後までお読み頂き、本気で感謝します!
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No.94『君の曲にはまだヒット曲がないな...』
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