ロック私小説「メジャーを追い越せインディーズ！２」第28話
『自伝メルマガ発行』
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インターネットの
コンサルタントをしている方に
現在の状況を相談してみた
「知ってもらうことですね。
音楽のことはもちろん
あなたのマインドを」
「マインドを示すメールマガジンを
出されてはいかがでしょうか？」
「はあ．．．」
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メールマガジンを
出そうとは思っていたが
自分を主体にしたものを出そうとは
思っていなかった
それに
彼のマインドを
伝えるマガジンを出した所で
ネタが尽きてしまうのは
目に見えていたし
誰が見るんだろう？
でも
精神的には
背に腹は代えられないところまで
来ているし
何か新しいことを
始めなければ
ダメになってしまう予感がした
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しばらく
メールマガジンについて
熟考するうちに
あるアイデアを
思いついた
「レーベルを立ち上げるまでの記録を
書けばいいんじゃないか！」
「立ち上げるまでの色々な苦労話は
CDをリリースしたい人達に
需要があるんじゃないか？」
音楽を始めた頃から
遡って書けば．．．
レーベルを立ち上げようと思った理由も
分かってくれると思うし
本やネットの情報よりも
実際に行動した人の記録は
需要があるんじゃないだろうか？
アイデアが浮かべば
あとは早い
その年の
ゴールデンウィークを利用して
音楽を始めてから
レーベルを立ち上げるまでの
物語を一気に書き上げた
～ 2 B Continued ! ～
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次回、11/1号は「自伝メルマガ発行（２）」です。
お楽しみに！
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Tips □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■影響を受けたもの・ひと
「佐野元春」
初めて聴いた曲はヤングブラッズ
「冷たい夜にさよなら」
っていう歌詞が印象的だったけど
巻き舌でもないのに
言葉がビートにガンガン乗っかって行って
ひたすら熱くなる感じ。
一番最初の頃に
こういうアーティストに出会えて
すっごく良かったな
って今は思います。
このアーティストの影響って言うのは
音楽だけでなくファッションやスタイル、
そしてインタビューで語られる文学、ムービー、車
ラジオ
そして仕草に至るまで．．．
バディーホリーやエルビスコステロのような
「眼鏡をかけたロックンローラー」
というか
スタイリッシュなロック。
怒らないロック。
オシャレと言う言葉で片付けてしまうと語弊がありますが
ホントの意味でセンスのいいロック。
そしてビート文学。
押し付けがましい意見というより、
大胆不敵な野望よりも
思想。
スポーツカーのスピードよりも速い
言葉のビート。
都会の夜景を見てるよりも
雑踏の中で静止して
遠くを見てるロマンティスト。
ジュリーが歌う
「ヴァニティーファクトリー」
♪オフィスの窓にもたれてブラインドを少しずらして
水曜日の夕暮れを静かに吸い込むのさ♪
たまらん詩だ．．．
ロックにオフィスを持ち込む男。
さあ、みんな
今日はちょうど水曜日。
水曜日の夕暮れを静かに吸い込んでみよう！
だんだん
色々な洋楽を聴くようになって
「うん？これってパ◯リじゃない？」
っていうようなアレンジのものも結構ありましたが（笑）
愛してるからいいのです。
ものすごく想い出に残ってるのは
車の免許を取ったばかりの頃
ず～っと
「TIME OUT」っていうアルバムを聴いてて
なんていうか
車で音楽を聴くという行為に本気でハマってしまいました。
だって移り変る景色の中で音楽が流れてる。
こんなに素敵なことってないですよね。
ずっと映画が続いてる感じ。
そのとき
ブルースウィルスがジャケットを助手席に放り投げて
秋の街を走って行くレガシーのCMと共に
今でも鮮明にイメージ出来るロマンティックな想い出です。
その後の
「Sweet 16」からも
佐野元春カラー満載で
色々な想い出があるのですが
TIME OUTにはかなわない。
う～ん、
こういうアーティストに出会えて
ホントに良かった。
他のアーティストでのフェイバリットは
吉川晃司に書いた
「すべてはこの夜に」
ものすごく好きですね。
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手紙をたまにもらうのですが、
手紙ってうれしいですよね？
メールもうれしいのですが．．．
手紙って、かなり昔のから
取ってあるのですが
ちょっと前に面白い本を読みまして
その本は「片付けられない人のための掃除術」みたいな感じだったのですが
その本の中に
手紙は、じっくり読んで感動して、感謝して
ある時期が来たら
捨てる．．．
といったようなことを書いてあったのです。
要するに
見もしないものを
捨てられないからという理由だけで
取っておくよりも
手紙をくれたことに感謝して
胸にしまって
そして物質は捨ててしまってもいいのではないか、と。
う～ん．．．
一理あるなと思いました。
僕も、取っておくだけで
ずっと読まれない手紙って
大切にされてるとは言えないと思うんですよ。
正直、宝物箱のような所に崇めるように
大切にしまってあったりして
読まれない可能性の方が大きいのかな
なんて思いました。
だから僕は
手帳とかに挟んで何回も読み返すことにしました。
それで
ボロボロになるんだったら
それはそれでいいし、
それだけ読んだ証でもあるし。
ボロボロになって
体に刻み込んで
そこで
はじめて箱にしまおうかなって
思いました。
手紙でも
メールでも
コピペじゃない文章って
人がそれだけ
自分のために時間をかけてくれたということで
その時間はメチャメチャ、プレシャスです！
P.S.
手紙は手紙でも
相手のことより
自分のことや自分の意見、
そして自分の過去の経験ばかり
書いてくるものは
何回か読んで忘れます（笑）
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